家の中に住み着くコウモリはアブラコウモリと呼ばれる種類で、人間に直接襲い掛かることはないですが、大量の糞に悩まされたり、ノミ・ダニが蔓延する原因となったりします。そのため、コウモリが家に住み着いた時には駆除する必要があります。
コウモリ駆除をする場合、「自分の力で何とかする」「業者に依頼する」といった選択肢がありますが、費用の関係からまずは自分で何とかしたいと考える方は多いでしょう。
一般的に行われるコウモリ駆除は下記の方法になります。
コウモリを駆除する前の注意点
コウモリ駆除の主な方法は、「追い出し」と「侵入防止」になります。コウモリは害虫を食べてくれる「益獣」としての側面から法律により保護されています。そのため、コウモリを捕獲したり傷つけたりするような駆除方法は違法行為となる場合もありますので注意が必要です。
上記の点を踏まえると、コウモリを直接つかむ様な方法はおすすめできません。コウモリを傷つける事がありますし、コウモリが持っているウイルスに感染してしまう恐れもあります。
コウモリを追い出す方法
コウモリを家から追い出す時には、嫌がらせをしてコウモリを撃退する方法が一般的です。
その中でも
・忌避剤の散布
・強い光を当てる
・燻煙剤の仕様
などの方法が取られることが多いようです。
コウモリが苦手とする光や臭いを利用することでコウモリを撃退するのです。
また、コウモリは目が悪い代わりに、音波を反射させることで物の配置を把握していますので、その音波を狂わせる方法も有効とされています。
コウモリの駆除は、根気よく続ける事が大切です。コウモリを追い出すことに成功しても、時間が経過すると家の中に戻ってくるケースは少なくありません。何度も追い出すことで、コウモリに居心地のよくない場所と感じさせ、家に寄り付かなくするのです。
コウモリの侵入を防ぐ
コウモリを追い出した後には、侵入させないことも大切です。アブラコウモリは体が小さいので、小さな隙間も塞ぐようにしましょう。 侵入口を塞ぐことで再発防止にもなりますし、コウモリの侵入を予防してくれる効果も期待できますので、被害に遭う前に塞いでしまうのも有効です。
コウモリがよく侵入する場所は
・屋根裏
・シャッターの裏
・通風孔
・外壁の隙間
などが挙げられます。
このような所にできた隙間を放置していると、追い出したコウモリが戻ってきたり、別のコウモリが家に住み着いたりする原因となります。隙間を塞ぐ方法は、コーキング材やパテの使用、コウモリが通れない大きさの網を張るなどがあります。加えて、ふさいだ部分に忌避剤をまいておくことでさらに高い効果が期待できます。
ご自分での対処が難しい場合
コウモリを撃退する方法を知っていても、必ずうまくいくというわけではありません。コウモリは生き物ですので、状況により最適な方法は変わりますし、コウモリのことを知っていなければうまく効果が発揮されない場合もあります。
侵入を予防する方法にいたっては、家の補修技術も必要とされますので、誰にでもできるわけではありません。また、コウモリがどこに隠れているのかわからない、どこから入ってきているのかわからないといった状況も予想されます。
そのような状況でコウモリ駆除を行っても効果は期待できませんので、コウモリ駆除業者に相談してみるのがおすすめです。
駆除業者が行うコウモリ駆除
コウモリ駆除を業者に依頼した場合、基本的な方法には違いがなく「追い出す」「侵入を防止する」という施工が中心となります。
しかし、コウモリの生態を知っている人間が駆除を行えば、より高い効果が期待できますし、素人が見落とすようなポイントも見つけてくれるでしょう。さらに、駆除後の消毒作業や、アフターサービスを行っている業者さんも多いので、再発を恐れる必要もなくなります。
費用面から、業者の利用に抵抗がある方も少なくないと思いますが、消毒作業や再発の防止まで考えると、高い金額とは言えない部分もあるでしょう。コウモリのお悩みが解決できない、自分で対処するのは難しいと思った時には一度業者に連絡してみましょう。